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カラスミってどこの部位?知ってる食べ物だけど、正体を意外と知らないものをまとめてみた

みなさんが普通に食べているものの中で、
「これの原料って何使ってるんだろう…?」なんてあまり考えないですよね?

とはいっても、自身のカラダの中に入るものですから、知っておいても損はないはずです。
実験的に、弊社の新卒スタッフに様々なものをクイズで出してみたところ、間違えて答えてしまっている子も多かったです。

そこで今回は、よく食べている、知っている食べ物だけど何が使われているか、どこの部位なのか、正体は何なのかを意外と知らなそうなものをピックアップしてみました!
知ることで、役立つ豆知識なども入れておりますので楽しく読めるかと思います。

そして、今読んでいただいているそこのアナタも一緒に答えを考えながら読み進めていただけると嬉しいです!

それでは、まいりましょう!

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たらこ


さすがに、これはちょっと簡単過ぎましたか?(笑)

たらこの原料は、スケトウダラの卵ですね。
タラの子だから「たらこ」。スケトウダラの卵を塩漬けにしたものを一般的に「たらこ」と呼びます。

余談として、辛いたらこと認識されている「明太子」ですが、元々は韓国の食べ物です。
タラは韓国語で「明太(ミョンタ)」というので、それで明太子となったといわれています。
明太子は塩漬けではなく、辛味がついた調味液に漬けたものになります。

カラスミ

世界三代なら今度は日本三代珍味のひとつ、「カラスミ」。漢字では「唐墨」と書きます。
クセも強く苦手な方も多かったりしますが日本酒のアテに最高ですし、最近ではパスタの具材にも使われたりしますね。

カラスミの原料はボラの卵巣です。それを塩漬けして乾燥させたものが「カラスミ」になります。
一般的なカラスミはボラの卵巣ですが、香川県ではサバやサワラの卵巣を使うようです。

余談として、日本では高級珍味として食べられるカラスミですが、台湾では「烏魚子(オーヒージー)」といって、日常的な食材としてよく食べられているそうです。
台湾のほかにも、イタリアでも流通量が多く、日本のものより割安だったりします。

キャビア


世界三大珍味のひとつである、「キャビア」。漢字では「鱣子」と書くそうです。
なにかの魚の卵!という、あいまいな答えはいけませんよ!?

キャビアの原料は、チョウザメの卵で、それを塩漬けしたものが「キャビア」になります。
しかし、多くのヨーロッパの国では魚卵をまとめてキャビアということもあるんだとか。

余談として、原料であるチョウザメですが、サメの一種だと思われていませんか?
これは形状がサメに似ているからという理由でチョウ「ザメ」と名付けられているだけで、実際はサメとは全く異なる種類になります。

このわた


日本三代珍味つながりで、「このわた」についても挙げてみましょう。
カラスミは知ってても、このわた自体を知らないひとが意外と多いんじゃないでしょうか?
ヒントは漢字で「海鼠腸」と書きます。「海鼠」が読めればわかるかも…!?

正解はナマコの内臓を塩辛にしたものを、「このわた」といいます。
語源としてはナマコという意味がある「こ」と、内臓という意味がある「わた」。
「の」はつなげる言葉として、こ(ナマコ)+の+わた(内臓)となるわけです。

余談として、残りの日本三代珍味は「ウニ」になります。
日本人でも好みが分かれてしまいますが、海外の観光客も嫌いな寿司ネタの2位に選ばれるほど不人気なんだとか…。※第1位は後ほど発表します

かずのこ


おせちでも食べられる、数の子。プチプチと心地よい食感が人気です。
よく食べられますが、みなさんはご存知でしょうか…?
ヒントとして、数の子は他の漢字で「鯡子」と書きます。「鯡」が読めれば答えのようなものです!

数の子の原料はニシンの卵となっています。
語源は「かどの子」が訛って「かずの子」と呼ばれるようになったといいます。
何故「かど」なのかは、ニシンを昔は「かど(カドイワシ)」と呼んでいたからだそうです。

余談として、魚卵は痛風の原因になるプリン体が多く含まれているから食べすぎないほうがいいなんて言われていますが、数の子にはごくわずかしか含まれていません。
さらに、コレステロールを含んではいるものの、それを消す程の脂肪酸も含まれています。

とびっこ


回転寿司で軍艦巻きとして出てきたり、ちらし寿司の飾り付けにも使われる、とびっこ。
名前をみれば直感で当たっちゃうかもしれません…!

正解は、トビウオの卵です。これを塩漬けにしたものを「とびっこ」と呼びます。 しかし「とびっこと」いう呼び方、実は商標登録された呼び名で、実際は「とびこ」と呼ぶのが正しいようです。

いくら


魚卵シリーズもこれで最後です。

いやいや、これは流石にわかるよ!なんて言っている方もいるのではないでしょうか?
いくらは一種類の魚が原料ではないですよ!?

正解は、鮭や鱒(ます)の卵を塩漬け・醤油漬けにしたものを「いくら」といいます。
いくらの語源はロシア語の「イクラー」からです。ロシアでは魚卵を全て「イクラー」と呼ぶそうです。

余談として、いくらは海外では捨てられる国が多いようで、日本でお寿司を食べる時に初めて体験するんだとか。
そして海外の観光客が選ぶ嫌いな寿司ネタ第1位はなんと、この「いくら」なのです…!

フカヒレ


中華料理の高級食材のフカヒレ。漢字では「鱶鰭」、中国語では「魚翅」と書きます。
「ヒレ」が入っているとなれば、なにか魚類系の部位かと想像できそうですね。

正解は、サメの尾びれや背びれを乾燥させたものを「フカヒレ」といいます。
フカヒレ自体に味はないので、薬味と一緒に茹でて、スープで煮込んで味付けをします。

余談として、最近では廉価で買える人工フカヒレというものが流通しています。
サメの代わりにエイのヒレを使ったものや春雨や湯葉で似せたもの、さらにフカヒレの主成分のゼラチンに着目して豚のゼラチンで作ったものがあります。

白子


とろっとクリーミーで、こってりとした風味がなんともいえない白子。
酢の物、焼き物、鍋物、揚げ物…どんな調理法でも美味しいですよね!
主にフグ、タラ、アンコウの白子がよく食べられますが、白子とは一体どこの部位になるでしょうか?

正解は精巣です。
約80%が水分ですが、ビタミンも含まれており、精神の安定・集中力の向上を助けるビタミンB12を比較的多く含んでいます。

余談として、白子は海外では捨てるものとして扱われるので「え、これ食べてんの!?」とびっくりされるのだとか。
日本人からしたら、捨てるほうが勿体ないですよね。文化の違いを感じます。

フォアグラ


世界三大珍味のひとつ、「フォアグラ」。
脂っこい食べ物ではあるものの、その中に芳醇な香り、独特のコク、滑らかな口当たりがあることから美味しい食材として、世界の食通に愛されているのです。
では、このフォアグラの正体はなんでしょうか…?

正解はガチョウやアヒル、カモの肝臓のことを「フォアグラ」といいます。
語源としてはフランス語の「フォア(肝臓)」と「グラ(脂肪)」から成り立っています。
ということでフォアグラは「脂肪の肝臓」、つまりガチョウやアヒル、カモの脂肪肝のことなのです。

余談として、フォアグラは脂肪肝にするために、強制的に餌を過剰に与える方法(カヴァージュ)をとるので、何かと倫理的衝突が起きる食材でもあります。
そこで、一部ではカヴァージュを避けて、餌をたくさん好きなだけ食べさせて、自然なかたちで肝臓に脂肪を付けるといった手法をとっているところもあるそうです。

チャンジャ


韓国三大珍味のひとつとされる「チャンジャ」。
日本では、居酒屋のスピードメニューでよく見かけますね。
コリコリとした食感と、パンチのある辛さに旨味のある塩辛さでお酒が進みます。
しかし、このコリコリしたものは一体なんでしょうか?

正解は、タラの内臓です。
語源としては、魚の内臓の塩辛を韓国語で「チャンランジャ」と呼ぶようで、そこからタラの内臓を使って商品化した在日韓国人が「チャンジャ」と名付けたといわれています。
なので、都市部のソウルとかではチャンジャと言ってもあまり通じないケースもあります。

梅水晶


初めて見る方もいるかもしれませんが、とにかく日本酒や焼酎に合う!と話題になり、和食系居酒屋では人気メニューのひとつになっているところも少なくありません。
コリコリシャクシャクとした独特の食感に梅肉の甘酸っぱい爽やかさがクセになります。
梅水晶を食べたことがある方でしたら、「これは何を使ってるんだ?」と思ったことがあるのではないでしょうか?

梅水晶の正体は、サメの軟骨を使って梅肉で和えたものになります。
発祥は、サメの漁獲量が日本一で、フカヒレでも有名な宮城県気仙沼市からです。
漁業の厄介者として扱われていたサメをなんとか利用できないかと試行錯誤して出来上がったのが、この梅水晶なんだとか。

ハツ


やきとりだけでなく、やきとん屋さんでもよく見かける、「ハツ」。
脂肪分が少なくて、あっさりと食べられるのがいいですね。
意外と知られているかもしれませんが、ハツはどこの部位になるでしょうか?

正解は、心臓です。
語源は英語で心臓の意味で、その複数形の「hearts(ハーツ)」からです。
地域やお店によっては、「こころ」とも呼ばれるようです。

ぼんじり


最近、やきとりでよく食べられる「ぼんじり」。
実は一羽の鶏からごくわずかな量しか取れない、希少部位です。
鶏の部位の中では一番脂が乗っていて、噛むとプリプリの食感と上質な脂の甘みを楽しめます。
名前でピンとくるかもしれませんが、ぼんじりはどこの部位になるでしょうか?

正解は尻尾、お尻の骨周りの筋肉になります。
地域によっては、尻尾だから「テール」、形から「さんかく」と呼んでいるところもあるそうです。
語源は、鶏の尻尾がぼんぼり(ひなまつりとかに使われるアレです)に似ているからだそうで、なんとも可愛らしい理由ですね。

えんがわ


好きな寿司ネタでもよく出てくる、「えんがわ」。
コリコリとした食感に淡白ながら脂がジュワッと感じる味わいがいいですね。
この食感と形状を見ると、えんがわって貝なの?って思っている方もいたりしますが、実際は魚の部位になります。一体、どの魚の部位でしょうか?

正解は、ヒラメとカレイのヒレを動かすための筋肉(背ビレと尾ビレの付け根)を「えんがわ」といいます。
語源は、その形状から日本家屋にある「縁側」からきているそうです。

余談として、えんがわはヒラメとカレイの部位ということでしたが、同じえんがわでも全然違うといっても良いくらい別物です。
ヒラメのえんがわについて、1匹で取れる量はお寿司4貫分と、すごく貴重な部位となっていて高級品なのです。
そのため、お寿司屋さんではあえて「ヒラメのえんがわ」と書いているところもあります。

一方、カレイのえんがわについては、1匹で取れる量はお寿司20〜60貫分と、ヒラメの5倍〜15倍以上の量が取れるので、値段が均一の回転寿司店などでは、カレイのえんがわを使っているところが多いのです。

また、味に関しては、カレイは脂質が多いので脂っぽいですが、ヒラメはカレイに比べて脂質が少なくて、あっさりながら上品な脂と淡白な味があります。
しかしながら「このこってりさ、脂っぽさがいい!」と、カレイのえんがわ派の方も多いので、そこは好みが分かれるところですね。

タピオカ


日本でも大流行した、「タピオカ」。
インスタ映えするからというのもありますが、モチモチとした食感とスイーツドリンクとの相性が良くて普通に美味しいのも人気になった理由かもしれません。
しかしながら、ずっとタピオカの正体を知らないで飲んでいる方も多いのではないでしょうか?※決して、カエルの卵ではありまん!笑

正解は、タピオカとはキャッサバというイモの一種から取れるデンプンです。
みなさんが食べている丸く加工したものは正式には「タピオカ・パール」といいます。

余談として、「タピオカには毒がある」なんていうことも話題になりしました。
たしかに原料であるキャッサバには強い毒(シアン化水素)が含まれています。
そのために皮を剥いて、長時間茹でて水に漬けるなどの工程をおこなって毒抜きをしています。

キクラゲ


中華料理や、豚骨ラーメンの具としても使われている、「キクラゲ」。漢字では「木耳」と書きます。
歯応えのある食感が料理のいいアクセントになります。
最近ではダイエット食品としても注目を集めているみたいです。

では、キクラゲの正体は一体なんでしょうか?
「クラゲ」だなんて思っていませんか!?海藻でもありませんよ!

正解は、キクラゲはきのこの一種になります。
名前の由来は諸説あるようですが、有力説は食感・見た目からクラゲに似ていることからだそうです。
しかし、漢字の由来としては中国で耳の形と似ているから「木耳」となり、それが日本に伝わり、そのまま「きくらげ」と読んでいます。

ピータン


中華料理のひとつである、「ピータン」。漢字では、「皮蛋」と書きます。
独特な見た目・匂い・味で好き嫌いが分かれる食べ物ではないかと思います。
では、このピータンの正体は一体なんでしょう…?

正解は、アヒルの卵です。
アヒルの卵は、鶏の卵より大きいのが特徴です。
この卵を塩や石灰、木炭、粘土、お茶などを混ぜたものを塗っていき、籾殻をまぶして蚕のような見た目にして、冷暗所に数ヶ月間かけて発酵・熟成させていきます。

余談としては、2011年にアメリカのニュースチャンネルのCNNが「世界で一番気持ちが悪い食べ物」としてピータンが選ばれたことがありました。
これに対して、中国側は大激怒!苦情が殺到して、CNN側は英語だけではなく、なんと中国語で謝罪表明をおこなうまでの発展になったのです。

酒盗


酒のおつまみといったらすぐ出てくる枝豆、ポテサラ、たこわさ、エイヒレなんかを思い浮かべると思いますが、お酒好きの中で確実に名前が挙がるのは「酒盗」ではないでしょうか?
酒を盗むと書くほど、とにかくお酒が進むおつまみです。
単体でも美味しいですが、最近ではクリームチーズと合わせた食べ方も流行っています。
そんな酒盗の正体は、一体なんでしょうか?

正解は、カツオの内臓を塩辛にしたものです。
塩辛といってもイカの塩辛などに比べて、酒盗は長い時間をかけて発酵させるため、他の塩辛にはない独特のコクと深みが生まれます。

アンチョビ


パスタやピッツァなど、イタリア料理によく使われる、「アンチョビ」。
とても塩辛いですが、その分旨味も強く、香りの面でも食欲をそそるものとなっています。
そのまま使ったり、海外ではペーストにしてチューブで売っていたりします。
見た目からして魚のようですが、何の魚を使っているでしょうか?

正解は、カタクチイワシです。
これを塩漬けにして数ヶ月間かけて発酵させて、その後オリーブオイルにつけて保存します。

余談として、アンチョビに似た食べ物として「オイルサーディン」というものがあります。
イワシを使う点は一緒ですが、違いとしてはオイルサーディンの方が塩気が控えめで、油で煮るために一度火を通している点です。
そのため、アンチョビとは違ってそのまま食べることが可能です。

まとめ

いかがでしたか?
今回は20個の食べ物をピックアップさせていただきましたが、全て答えられましたか?

記事を書きながら思いましたが、食べ物の知識を持つことは大切なんだなと改めて感じることができました。

飲食店に勤めている方も、毎日が勉強の日々かと思います。
こういった知識だけではなく、知られていないマニアックな食材や食べ物などを勉強していきながら自身の知識としてインプットして、料理または接客でアウトプットしていくことが大事です。

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著者プロフィール
小学6年生の時に某テレビ番組の取材で有名ホテル総料理長に出会い食の世界に魅了されて、中学2年生の時に海外派遣団に参加。シンガポール及びマレーシアへ訪れた際に海外の食を知る。高校1年生から単身カナダへ渡り世界の食に触れ、帰国後は飲食人としての人生をスタート。複数の飲食店でのアルバイトを経験し、新卒で居酒屋リーディングカンパニーの人事労務に勤める。上場及び未上場の飲食企業複数社にて、人事、新卒及び中途採用、教育、経営企画、株式上場などの責任者(部長・局長)を歴任。面接人数は8,000名以上、各専門学校にて就職ガイダンスの外部講師として講演活動も積極的に行っている。

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