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飲食店で働きたいけどどこで働く?-大手企業、中小企業、個人飲食店の違いについてまとめてみた-

飲食店で働こうと考えても、無数にあるお店・企業から選ぶのは簡単ではないですよね。
「給料は高いほうがいい」「将来は独立を考えているからスキルアップできる飲食店で働きたい」「のんびり働ける職場がいい」などのそれぞれの希望もあるかと思います。

そこで今回は、就職先選びに役立つ指標として、飲食店で働きたい人向けに大手企業・中小企業・個人飲食店のメリット・デメリットを紹介します。

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大手企業について

大手企業といわれてもピンと来ない人は多いかもしれませんね。
実際、大手企業の規模について明確な定義があるわけではなく、中小の飲食事業者の定義である資本金5,000万円以下、従業員数100人以下を超える企業を大手と呼ぶのが一般的だそうです。

大手企業の飲食店は基本的には多店舗展開をしており、俗にいう「チェーン店」とよばれる業態が多いですね。

例に挙げると飲食業界では「すき家」「ビッグボーイ」「はま寿司」などを運営するゼンショーホールディングスや、「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などファミリーレストランを中心に店舗展開している(株)すかいらーくホールディングス、ハンバーガーショップチェーンの老舗である日本マクドナルドホールディングス(株)などが該当します。


大手企業(チェーン店)で働くメリット

マニュアルが確立されているので働きやすい

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大手企業で重視されるのは品質の均一化と業務の効率化です。
多くの大手飲食チェーンでは、大量の従業員を適切に管理し、誰でも同じ品質の商品やサービスを提供できるためのマニュアルが整備されています。

ある企業では、初日から戦力として働けるほどマニュアルが整備されているほどですから驚きですね。


たくさんの知識やスキルが身につきやすい

飲食に関わるたくさんのスキルを身につけたい人にとって、和食やイタリアンなど複数のブランドを持っている大手飲食チェーンで働くのはメリットがあります。
企業内で異動できれば転職をしなくても自分の望む働き方が実現できるでしょう。
キャリアアップを意識している人にとって多くのスキルを積めるのは魅力的ではないでしょうか。

特に、数字面での管理・スタッフのマネジメントは店長職をやるに至っては必須スキルです。
そのなかで大手企業になると、こうしたスキルを習得・向上させるために定期的に研修を開いたり、外部から講師を招いてセミナーをセッティングしてくれたりします。

ですので、独立して飲食店を開いている人の中にはチェーン店出身の方も多かったりするのです。


ネームバリューがあり社会的信用を得られやすい

大手飲食チェーン店の多くは全国各地に出店していますよね。
地方でもバイパス沿いに多くのチェーン店を見かけることは多いでしょう。

店舗名を挙げるだけですぐにイメージができるほど認知されているお店で働くことができれば、社会的信用を得られやすくなります。
ローン契約を結ぶ際などにも社会的信用があるほど有利ですよ。


大手企業(チェーン店)で働くデメリット

自分の意見が通りにくい

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前述の通り、チェーン店ではマニュアルが確立されているので業務に関わるアイデアを思いついても、大手チェーンの場合は会社に採用されるまでにいくつもの段階を踏まなければなりません。
意思決定までのスピード感の遅さは大手企業にありがちで「せっかくお客様のために考えたのに全然反映されない」と不満に感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、これを懸念している企業もあり、チェーン店ながらも各店舗の店長に裁量権を委ねて、各々個性のあるチェーン店を経営しているところもありますね。

たとえば、有名なところでいうと「餃子の王将」や「富士そば」があります。
上記のお店は各店舗でオリジナルのメニュー考案、餃子の王将に至っては飲み放題・餃子食べ放題といったサービスなども店長が考案して実施できるそうです。


出世するまでに時間がかかるケースもある

大手チェーンともなれば、社員数が1万人以上超える会社もあります。
そのなかで存在感を出して出世するのは簡単ではありません。

店長までにはすぐになれたとしても、その後のキャリアが不透明というケースがあるほか、そもそも店長にすらなれない可能性もあるでしょう。
転職のご相談でよくある「上が詰まっている」問題ですね。

しかしながら店舗を増やしている企業もあるので、そういったところであればスピード感のあるキャリアアップもできます。
そして、大きい会社であれば人事部や商品開発、新事業立ち上げなど様々な部署が存在するので、そういったキャリアアップ・キャリアチェンジの手段もあるといえるでしょう。


転勤の可能性がある

グループ店舗が数千店舗にもおよぶ大手チェーンもあるため、突然転勤を命じられるなんてことも想定されます。

ただ、経験を積ませて能力を高めることを目的に転勤させる企業もあるので、デメリットとはいえない部分もあります。
いわゆるジョブローテーション制度と呼ばれるものですね。

もちろん転勤があったとしても会社都合であれば転居費用は会社負担なのがほとんどですし、なかには社宅で家賃補助付き、単身赴任手当や帰省手当など福利厚生が手厚い企業もあります。


中小企業について

中小企業とは、先ほど紹介した通り資本金5,000万円以下、従業員数100人以下の企業です。
日本国内にある企業の99.7%は中小企業といわれているので、働こうと思えば選択肢は無数にあります。

飲食業界で中小企業は、地域密着で複数店舗の展開している企業だったり、会社大きくしていこうと徐々に店舗展開のエリアを拡大していく企業、角度の高い成長率でガンガン突き進んでいくベンチャー企業が多いですね。


中小企業で働くメリット

経験できる仕事の幅が広い

中小企業の飲食チェーン店の多くは人材不足に悩んでいます。
社員はもちろん、パートやアルバイトさんもキッチンとホールの両方を担当することも。

しかし、こうした仕事・経験をできる環境はスキルが高まりやすく、ピークタイム時のお店の回し方や基本的な店舗管理のやり方なども早い段階から学べるので、1日1日で圧倒的な成長スピードを体感できるでしょう。

そのため、「飲食未経験ではあるけど、手に職をつけられるようになりたい!」「早く一人前になってすぐにでも独立したい!」といった方々にはぴったりの環境ですね。


アットホームな職場が多い

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中小企業の多くは経営層から末端の従業員までの距離が近い傾向にあります。
そのなかで会社の代表である社長と直接意見交換ができるので、大手企業ではまずできない経験ですね。

何か問題が起きたときもすぐに同僚や上司に相談できる環境は中小企業だからこそといっても良いでしょう。
こうした環境によってお互いの信頼関係構築がしっかりしているので、スタッフ同士仲の良い現場となるのです。


キャリアアップしやすい

中小企業の飲食店では、リーダーシップを取り店舗をひとつにまとめられる能力や結果を出し続けられる能力がある人ほど、どんどん出世できる傾向があります。
つまり、実力主義の現場が多いのです。

企業にもよりますが、本当にキャリアアップが早いところであれば入社して数ヶ月で店長、数年でエリアマネージャー・SV、10年も経たずに事業部長へとスピード出世する人もいます。


中小企業で働くデメリット

大手よりも福利厚生面や労働条件といった待遇面の弱いところが多い

成長過程の中にいる中小企業の多くは、新しい飲食店への資金やそれへの投資として多くのお金を使うのでボーナスが業績賞与制(売上によっては支給されない場合のあるボーナス制度)だったり、家族手当や転居補助、家賃手当などの福利厚生面が弱かったりします。

さらに、労働条件に関しても大手企業と違って月の休みが少ない、お盆休みや年末年始などの季節休がないところも多いです。

そのため、福利厚生や労働条件を気にされる方は転職・就職の際には気をつけた方がいいでしょう。
しかし、中小企業のなかには働く社員のことも考えて、大手企業張りの福利厚生を整えたところもありますので、飲食店の求人を探すときに「ベンチャーはやだ」「大手企業だけに絞ろう」という考え方は持たなくても大丈夫ですよ!


教育制度が整っていないところも多い

とくに、急成長を続ける中小企業の飲食店でありがちですが、毎日の営業中にお客様を相手に実戦でトレーニングをするOJT(On-the-Job Training)形式だけに頼ることが多いです。

教育が不十分のまま現場に出ても、商品知識がなかったり、サービスレベルの質が低かったりしてお客様にご迷惑をおかけすることもしばしば。
入社後いきなり実践!という教育スタイルに馴染めずに辞めてしまう人も多いです。

そこで、企業の中には最短距離で商品知識・調理技術を身につけてほしいと、独自の研修制度を設けたり、コンサル会社に依頼をしてマニュアルを作るなどして、準備をしっかりしてOJTをするところも増えてきました。


慢性的な人手不足

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会社の仕組みが不十分だったり、多店舗展開を急いでいたりする中小企業の飲食チェーン店は従業員にかかる負担がとても大きく、残業が多いわりに給料が少ないと感じて早期退職する人も少なくありません。

企業側は人材不足を解消するために求人募集を行いますが、採用を急ぐあまり十分な選考をしていないケースもあります。
その結果、採用してもミスマッチですぐに辞めてしまうという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

つまり、ここでの課題としては企業側の仕組みづくりが重要となってきますね。
売上確保のための現場のスタッフ採用もそうですが、負のスパイラルを打開して良い仕組みづくりをするためのスタッフ採用として考えるのが大事といえるでしょう。


個人店の飲食店について

会社形態をなしていないのが個人経営の飲食店です。
完全に1店舗だけしかない場合もあれば、複数店舗を開業している個人経営者もいます。また、フランチャイズに加盟していても会社組織になっていなければ個人経営の飲食店のケースもあります。


個人飲食店で働くメリット

コミュニケーション能力が高まりやすい

オーナーや従業員はもちろん、常連客をはじめとしたお客様との距離感も近いのが個人飲食店の特徴です。

商品を提供した際に自然発生的に会話が生まれやすく、そのなかでコミュニケーション能力を高められます。
いつも笑顔で会話できるスタッフになれると、お店のファンが増えるだけでなく、あなた目当てのお客様も増えるかもしれませんよ。


働き方の自由度が高い

ほとんどの個人飲食店は詳細な業務マニュアルを用意していません。
やるべき仕事を覚えた後は、自分で工夫しながら仕事ができます。

マニュアルがあったほうが働きやすいという人は苦労するかもしれませんが、自分のセンスを大事にして働きたい人には個人飲食店との相性は良いはずです。


さまざまなノウハウやスキルを身につけられる

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個人経営の飲食店は少数精鋭で営業します。
場合によってはオーナーと二人で営業するかもしれません。

そのため、いつも近くでオーナーの働きぶりを見られるので、仕事をしているうちに調理やサービス面のスキルがどんどん高まるでしょう。
もっと踏み込んでいけば、メニュー決めや店舗レイアウトの方法をはじめ、具体的な経営ノウハウなども身につけられますよ。


個人飲食店で働くデメリット

会社経営の飲食店よりも給料が安い、待遇面が弱い

基本的に小規模の店舗が多い個人飲食店ですから、企業経営の飲食店に比べて売り上げや利益率は劣ります。
当然、従業員に支払える給料にも限界がありますし、福利厚生面もほとんど期待できないので、待遇面を気にする人には向いていないといえるでしょう。

そして、社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)がないことも大きいですね。
安定して長く勤めていくことを考えたい、家族のことを考えて働きたいと思っている方がいたとしたら、個人飲食店を選ぶときは気をつけましょう。


やるべきことが多いが、キャリア的には上は詰まっている

少ない人数でお店を回すため、従業員一人あたりの業務量は多くなりがちです。
調理にドリンク提供、会計まで一連の流れで対応するのは個人飲食店ならでは。
ただ、やれる業務が多いということは、それだけ高いスキルがあることの証明だと前向きな考えもできますよね。

しかしながら、やれることが増えたとしても新店を出す予定がなければ、先輩がやめない限り永遠の下っ端なので、キャリアアップがしたい!という方には個人経営の飲食店は向いていないといえるでしょう。


人間関係で失敗することも

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お互いの距離感が近いことが逆にトラブルを招くこともあります。
オーナーからさまざまなスキルを学べるメリットがある一方で、気が合わなければ仕事が進みにくくなってしまうもの。

大手企業・中小企業でもそういった人間関係のトラブルがあるかもしれませんが、他にも飲食店を経営している点と、人事部など関係に仲介してくれる存在がある点を考えるとだいぶマシですが、個人店で修復不可能な関係になると「ご機嫌をうかがうような働き方をするくらいなら転職したほうがマシ」と考えて辞める人が増えてしまうのです。


実際、どこに就職・転職したほういいのか?

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まず、ご自身が就職先に何を求めているのかを分析することが必要です。
マネジメントを学びたいのか、労働環境を改善したいのか、専門的なサービス、調理をやりたいのかなど求めていることはそれぞれだと思います。

漠然と大手企業に就職してみたい!と思っていても、自己分析をしてみると本当は中小企業、個人飲食店の方が自分のやりたかったことができるなんてこともあると思います。

そして今回、大手企業のチェーン店、中小企業の飲食店、個人経営の飲食店と3つのタイプを紹介してきましたが「結局どこに就職するべき?」と悩んでしまう人も多いかもしれませんね。
もう一度、それぞれの特徴やメリットを振り返り、整理してみましょう。

大企業:経営基盤が安定しているため安定志向の人に向いています。
中小企業:キャリアアップしやすい特徴があるので、出世欲の強い人や将来独立したい人向きです。
個人経営の飲食店:中小企業よりもさらにキャリアアップしやすくスキルを高められる環境ですから、やはり独立志向の強い人に向いているでしょう。

こうして、それぞれの特徴と自分のタイプを照らし合わせると進むべき道が見えてくるはずではないかと思います。
あなた自身が将来をどのように考えているのか、という点もあわせて志望先を選ぶようにしましょう。


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そんな求人案件をご紹介することも我々の大切なお仕事のひとつです。
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まとめ

いかがでしたか?

飲食店は企業規模によって特徴やメリット・デメリットが異なります。
進む方向性が異なれば得られるスキルにも違いが出てくるので迷う人も多いかもしれません。

しかし、飲食店の数は国内に70万近くあるため、一度や二度失敗しても転職でリスタートできます。
あなた自身の将来をイメージしつつ、応募先を絞り込んでみましょう。

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小学6年生の時に某テレビ番組の取材で有名ホテル総料理長に出会い食の世界に魅了されて、中学2年生の時に海外派遣団に参加。シンガポール及びマレーシアへ訪れた際に海外の食を知る。高校1年生から単身カナダへ渡り世界の食に触れ、帰国後は飲食人としての人生をスタート。複数の飲食店でのアルバイトを経験し、新卒で居酒屋リーディングカンパニーの人事労務に勤める。上場及び未上場の飲食企業複数社にて、人事、新卒及び中途採用、教育、経営企画、株式上場などの責任者(部長・局長)を歴任。面接人数は8,000名以上、各専門学校にて就職ガイダンスの外部講師として講演活動も積極的に行っている。

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